おせちって要らなくないですか?
ネット上でこのような声がありました。
おせちやお年玉、年賀状はすたれてきた感じがあります。
クリスマスにケーキやチキンを食べるのはマーケティング戦略の一つで、無理にする必要性はまったくありません。
土用の丑の日もマーケティングの一環です。
では、おせち料理は要らないのか? 調べてみました。
おせち料理は要らない?
おせち料理は材料費だけで1万円以上かかります。また、市販のものを買うと余計にお金がかかります。
手間暇をかけて作る割には、割に合わないように感じます。
正月だから、という理由で、親戚の集まりもないのにおせち料理を作ったり、買ったりするのは時代遅れです。
2023年の令和の正月では、272人のデータを参考にした結果、43%の人が正月におせちを食べないという結果が出ました。正月におせちを食べる人は半分になります。
ネット上の声
おせちづくりのために12/30や12/31に時間を取られるアホらしさ。私の仕事の休暇は12/29~1/3まで。少ない休暇なので、何もしたくないです。おせちってもはや悪しき習慣ですよね。
正直、おせちを食べられるだけ幸せな正月ですよ。私もそれを噛み締めて食べています。
大事なことは、正月の三が日に料理仕事をサボること。元旦は料理人も使用人も休むの。それがおせちの伝統です。だから大晦日までに仕込んでおくってのは大事な風習です。それで保存食をお重に詰めたのが「おせち」ですが、冷蔵庫のある現代で「おせち」である必要性はないです。お正月に食べたいものを用意しておけば良いと思います。
昔ながらの料理ではなく、今の人が食べたいものをおせちにしいてます。食べたい料理を、単にお重に詰めるだけです。昔ながらの料理が良ければ、ごくわずかにお飾りとしてだけね。
昔は正月は家事もしたくないし飲食店も閉まってるから、おせち料理を作り置きしていた、それが本来の目的です。正月にファミレスもコンビニも開いてる現代において、わざわざ用意する必要はなくなりました。文化を残すって意味合いはあるとは思います。
おせちの役割
昔は三が日にどこのお店も閉まっていたので保存食の役割としておせちがありました。
30日、31日に作り置きして、三が日はみんなで休むものだったのです。
しかし、現代は三が日でもチェーン店が開いています。コンビニがあります。コンビニで手軽におせち料理を買う人も増えてきました。
おせちを食べる意味は、縁起を担ぐからです。日本古来の伝統があります。
おせち料理 | 意味・いわれ |
栗きんとん | 金運・勝負運アップ 商売繁盛 |
数の子 | 子孫繁栄 |
黒豆 | 無病息災 マメ(元気に)働けるように |
伊達巻 | 学業成就 |
紅白かまぼこ | 紅は魔除けや喜び・白は神聖さを表す |
昆布巻き | 不老長寿 子孫繁栄 |
田作り | 五穀豊穣 |
紅白なます | 一家の平和を願う 家業の安定 |
図は、https://totteokiya.com/ より引用
おせち料理には、日本の風土や考え方、経験がつまっています。食べる・食べないは個人の自由ですが、「ただの料理」ではありません。和風の味付けが苦手なら、洋風や中華のおせちもあります。ぜひ、おせちに関心を寄せて、ご先祖様の想い、感謝しましょう。
お年玉は要らない?
気にくわない親戚の子どもにお年玉をあげるのはどうか? とネットでありました。
たしかに数時間しか会わない親戚にお年玉をあげても意味がないかもしれません。
しかし、お年玉はおせち同様に縁起担ぎの意味があります。
「今年も元気でよい年にしてほしい」という願いがあります。
また、お年玉の重要性は4つに分けられます。
子どもたちの成長に深い意味を持ち、お金の価値や責任感を学ぶ手助けとなり、将来社会に出たときの基盤を築く手助けとなって、親子のコミュニケーションや成長への影響があります。
お年玉は超重要なイベントなので、少額でもよいのであげてください。
お年玉の相場は?
小学生は1000円から3000円。中学生は5000円。高校生は1万円が相場です。ざっくりですが。
大学生や社会人などになると、相場は1万円をキープしています。
財政状況によりますが、家庭によってはお年玉は10万円や100万円の家庭があっても不思議ではありません。超金持ちの芸能人が、お年玉に100万円をもらったという話を聞きました。
普通の家庭はちょっと奮発しても2万円が限度だと思います。
年賀状は要らない?
SNSやメール、ラインの発展により、紙よりも電子データが重宝されるようになりました。
年賀状離れが叫ばれます。
私は恋人や恩師、古い友人に年賀状を出しています。
出しても数通。数十枚の年賀状を書く必要性は全くありません。
年賀状からメールに切り替えてください。
ビジネスシーンで年賀状がすたれた理由
ビジネスシーンでの年賀状廃止が広がっている理由は、「環境・SDGsへの配慮」と「デジタル化の推進」が挙げられます。
紙を使い、保管に困る年賀状よりも、電子データとして挨拶する方が喜ばれます。
年賀状じまいは約6割。6割の人が年賀状をほとんど書いていません。
年賀状を紙で出す人は少数派になっています。
まとめ
おせち料理は食べなくてもアリです。
しかし、三が日の保存食という意味で、アレンジした保存のできる料理を用意しましょう。
三が日は料理せずにじっくり休んでください。
ただ、おせちは縁起担ぎの意味合いがあります。図を参考に、意味を知り、叶えたい願いのおせち料理だけを食べるのもアリです。
お年玉は重要です。親戚の教育として必ず渡してください。
年賀状は出さなくてもSNSやメール、ラインで十分です。
年賀状離れは6割。年賀状を出している人は4割と少数派です。
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