新聞やテレビなどオールドメディアの影響が弱くなりました。逆にSNSの利用者が増加しています。
豪州オーストラリアでXやインスタグラムなどのSNSが16歳未満の子どもが利用してはいけないという法案が可決されました。
SNSの利用を禁止するのは、国単位では、オーストラリアが初めてです。
今後、オールドメディアとSNSについてまとめました。日本も他人事ではありません。
オールドメディア対SNS。斎藤元彦知事の勝利
日本中で話題になった斎藤元彦知事のパワハラ疑惑。テレビや新聞などのいわゆるオールドメディアで毎日バッシングが続いていました。
しかし、選挙の結果。蓋を開けてみれば20代、30代などの若い世代の票を獲得した斎藤元彦知事が当選しました。
SNS世代の勝利とオールドメディアの失墜が浮き彫りになった形です。
今後、YouTubeやX、インスタグラムなどのSNSを政治と絡めるのは必須になりつつあります。
オールドメディアの出口調査があてにならなくなる
アメリカでは、トランプさんとハリスさんの支持率は五分五分で、ややハリスさん有利と日本のオールドメディアは予想しました。しかし、結果はトランプさんの圧勝。イーロン・マスクを味方につけ、XなどのSNSで大躍進しました。
また、斎藤元彦知事の知事選では、新聞やテレビなどのオールドメディアは視聴率を稼ぐために斎藤元彦知事をバッシングしました。叩いて、叩いて、視聴率を上げました。高齢者は斎藤元彦知事を批難しましたが、若い世代は斎藤元彦知事を支持しました。
パワハラが疑惑のまま、斎藤元彦知事が勝利した形になりました。
勝因は、SNS戦略だったように感じます。
今後の政治はSNSで20代、30代の若い世代に刺さる政策を訴えた人の勝ちになる気がします。
ネットの情報を鵜吞みにする危険性
ブログを書いている身からすると、ネット情報を鵜呑みにするのは危険です。
新聞やテレビなどのオールドメディアでさえ、間違えるのだから、個人が書いたブログが間違えるのは当然です。
ましてや、あなたの読んでいる記事は人ではなくてチャットGPTなどのAIが書いている危険性すらあるのです。
斎藤元彦知事の選挙では、Xで、ネットde真実というトレンドがありました。
陰謀論者など、すべて便所の落書き同然のネットで拾った情報を鵜呑みにするのは大変危険です。
人間には自分に都合のいい情報を特段に信じやすいという性質があります。バイアスがあるのです。
オールドメディアに属するマスコミを『マスゴミ』と表現するのは自由ですが、校閲や検問を通さずにズブの素人が流した情報をネットでゲットするのは、正否を判断するリテラシーが求められます。
若者の新聞離れ、テレビ離れは深刻です。私もニュース以外、ほとんどテレビを見ません。
新聞ならば、読売新聞、朝日新聞、日経新聞と情報を比較することができます。しかし、SNS世代は比較対象がないので、オーストラリアのように若い世代はSNSを禁止するのがベターかもしれません。
SNSは禁止すべきか?
iPhoneの生みの親であるスティーブ・ジョブズが自分の子どもにスマホを持たせなかったのは有名な話です。
子どもにスマートフォンを持たせる時期は、各家庭によって違いますが、だいたい小学校の高学年から中学生までの時期にスマホを持たせる人が多いようです。
私の世代はガラケーを高校生の時に初めて買ってもらいました。それまではパソコンのヤフーメールなどでした。
ITリテラシーは、ゆとり世代よりもZ世代の方が高いです。私の世代は15歳以上からガラケーだったのですが、今の世代は、12歳以上が普通です。
ラインは12歳以上が推奨年齢。SNSは13歳以上が推奨年齢となっています。日本は、オーストラリアのように禁止になってはいませんが、それでも、SNSは中学生以上が利用すべきだとなっています。ただ、保護者の許可があれば小学生からラインやSNSを利用することは可能です。
SNSは禁止?
私の結論は、SNSは禁止すべきではありません。SNSを活用すべきです。
SNSは文明開化です。移動手段が、馬車から自動車が移ったように、今から自動車が馬車になるはずがありません。
現代人はスマホやSNSをなしでは生きられない体になっています。
もちろんデジタルデトックスやスマホにルールを設けるのは適切な事です。
しかし、スマホは万能過ぎました。もう現代人はスマホやSNSを利用しないでいすると、原始人化して時代に取り残されてしまいます。
私は、12歳以上のスマホやSNSの利用に賛成です。
小学生の低学年のうちにゲームやパソコンを覚えさせて、授業は紙ではなく電子でやらせて、小学校高学年でスマホを買い与えるべきだと思います。
ただスマホが勉強する時間を奪っているのは事実です。英才教育として、12歳までは、スマホ断ちして勉強に専念してもらうのはアリです。
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