美術のアイデアが浮かばないときの打開策

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美術作品の製作時にアイデアが浮かばないことは珍しくありません。その原因は人によって異なりますが、対策はいくつかに絞られています。少なくとも、やみくもに考え続けるだけでは、良い方向に進んで行かないでしょう。すぐに投げ出すことは推奨されませんが、ある程度で見切りをつけることは必要になります。なぜなら自分の状況が変わらないなら、そこから生み出されるアイディアも同じ内容になってしまうからです。言い換えると、自分を積極的に変化させれば、自然と発想も変わっていくのです。

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散歩や瞑想などのリフレッシュ


そう聞かされても、どのようにして自分に変化をもたらすのか想像できないという人もいます。これは物事を大げさに考えすぎていることが原因であり、もっと気楽に構えても構いません。いわゆるリフレッシュを心がけるだけで、ちょっとした変化を起こすことが可能です。リフレッシュの仕方にはいくつかのパターンがあるので、個人的に気に入るものを選択するとよいでしょう。たとえば、街中を散歩することも立派リフレッシュの方法です。鼻歌を歌いながら気ままに足を進めると、それまで悩んでいたことが頭から消えることもあります。これは瞑想に通じるものであり、雑念を追い払うという意味でも効果的です。


真の美術作品は自分の心から湧き出るものであり、雑念があると上手く行きません。心を無にすることで、心の奥底から創作意欲が湧いてきて、何を作るべきか見えてくることが多いです。瞑想といわれると心理的なノウハウが必要だと感じて、自分には無理だとあきらめてしまう人も見受けられます。実は誰にでも簡単に行えることであり、これを読んでいる時点でも気楽に試せます。頭の中をイメージして、そこに渦巻いているものを観察してみましょう。それこそが雑念であり、第三者の視点で客観的に捉えることで、この流れを止めることが可能になります。こうして余計なものを払拭してから、もう一度アイディアを考えてみると、以前は浮かばなかったイメージが出てくるかもしれません。

簡単なスポーツ


もちろんスポーツもリフレッシュには最適な方法です。体と心は一体であり、無理矢理にでも運動をすると心まで健康になります。美術というと文系の分野なので、運動と結びつける人は多くありません。しかし汗をかいてさわやかな気分になれば、心もクリアになって新しい発想が生まれやすくなるのです。スポーツといっても、疲労がたまるほど熱心に取り組む必要はないでしょう。簡単なエクササイズだけでも充分ですし、時間もわずか10分程度でも大丈夫です。重要なのはとにかく体を動かすことであり、スポーツとしての成果が大切なわけではありません。体が健康になることで、創作活動を行いやすくなるというメリットは大きいです。ただし、アイデアを生み出すという目的においては、そこまで重要ではないのが実情です大切なのはあくまでもメンタルの状態であり、その補佐的な役割で体もいたわらなければなりません。

読書や映画鑑賞


スポーツ以外の趣味に時間を使うことも解決方法の一つです。読書や映画鑑賞をすると、そこから好ましいインスピレーションを得られる場合もあります。芸術関連の分野には美術に通じるものもたくさんあるからです。自然がたくさん出てくるドキュメンタリー映画を見ると、さわやかな草原などを描きたくなることもあるでしょう。美しい人が登場する小説を読むことで、これまでとは違った人物像を描きたくなることもあります。つまり感性の材料を自分にインプットするというわけです。美術家として素晴らしいアウトプットを生み出すために、このような準備が求められます。いくらアートのスキルが高くても、リソースが不足していれば、成果もそれに見合ったものになってしまいます。下地を整えることが重要だと心に刻み込んでおきましょう。


同じような発想により、他者の美術作品を参考にすることも効果を期待できます。いろいろな作品を見ていると、自分も同じようなものを制作したいと感じることが多いです。そこでポイントになるのは、単なる模倣で終わらせないことです。それはアイデアを出したのではなく、真似をする行為に過ぎないからです。自分のオリジナリティを出すことが必須の条件となります。これができないなら、むやみに他者の作品を見るのは避けた方が良いでしょう。まだ自分の軸を確立できていない人も同様です。勉強としていろいろな作品を見ることは悪くありません。最初は真似をして上達して行くこともセオリーとなっています。しかし、ある程度の技法を身につけたら、自分の色を出していくことが不可欠です。

まとめ


したがって、順番としてはリフレッシュを実施することが最初です。そうして自分の内から答えが出てくることを待ちましょう。それでも進展がないなら、カンフル剤として他者の作品を見るというステップに進んでください。それでも新しい発想が不可能なら、またリフレッシュに戻るというサイクルが望ましいです。

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